トップページ>桜の試験移植事業報告/赤松街道を愛する会
観察記録
( 1)平成16年 2月24日(火)
( 2)平成16年 5月 2日(日)
( 3)平成16年 5月15日(日)
( 4)平成16年 6月 1日(火)
( 5)平成16年 6月17日(木)
( 6)平成16年 7月 1日(木)
( 7)平成16年 8月 2日(月)
( 8)平成16年 9月 2日(木)
( 9)平成16年10月 2日(木)
(10)平成16年11月 1日(月)
   (1)桜の木試験移植観察記録(平成16年2月〜11月・三姉妹物語)
 白鳥町の桜並木は、10数年前に青函交流の一環として弘前青年会議所より100本の桜が寄贈され、一般市民とともに植樹をしたものです。最近では、お花見ができるほど見事に成長しましたが、桜と桜の木の間隔が狭いため、このままでは、木と木が重なり合いお互いが傷つきあって、成長を妨げ、「てんぐ巣病」も多数発生し、早急な間引き対策が必要と診断されました。「桜の根株移植」という道南では、始めての方法で、考案された北大の斉藤先生の下、函館エコロジークラブが、函館開発建設部のご協力をえて、平成16年2月24日と28日の酷寒の日に、試験的に桔梗町のインターチェンジの広場に3本の桜を移植致しました。
 下記の写真は、地上から1mの高さ、幅は半径1m、深さ1mで切り落としている根株移植の作業状況です。
平成16年2月24日(火)撮影。
このページのトップへ
   (2)河畔の桜並木満開
平成16年5月、白鳥町桜並木の満開の写真です。また、右下図は、桜を間引きした場所です。
(函館市白鳥町 亀田川鍛冶橋付近右岸)
このページのトップへ
   (3)桜の根株移植成功か
函館地方にも春が訪れました。第1回の観察に行きました。植樹場所は、桔梗町のインターチェンジにある小高い丘です。札幌から函館への入口でもあります。桜の根株移植が成功し、満開になったなら、それこそ観光都市函館にとって素晴らしい玄関口となることと思います。2月〜5月までなんの肥料もやらず、切り口に薬もつけずに、桜の根株に新芽がついているか、まだ早いのか、桜三姉妹を見るまでは、期待と不安で一杯でした。しかし、自然の生命力は想像以上で、心配をよそに、見事に新芽が出ているではありませんか。三姉妹の桜のうち長女@と三女Bから新芽が出ておりました。
16年5月15日(土)撮影
このページのトップへ
   (4)桜の根株移植大成功まちがいなし!
桔梗町のインターチェンジ広場に移植した桜の根株の第2回目観察をしました。雑草が茂っておりましたので、高瀬会員と一緒に雑草刈りをし、大きくなった新芽に感謝を言いながら、なぜか笑みがこぼれてきました。
平成16年6月1日(火)撮影
左図の長女の桜@は、二本立ちで、両方の幹からたくさんの新芽が出ています。
左の写真をご覧ください。前回(5月15日)は発見できなかった次女Aの桜から小さい新芽を発見しました。根元からと、その少し上からと2箇所です。これで3本の桜はみんな助かりました。まだ安心はできませんが、生命の復活力には驚かされます。これからも注意深く見守りたいと思います。
三女の桜Bは、幹が一番細いのですが、新芽の成長が一番早く、元気に見えます。
このページのトップへ
   (5)桜三姉妹の成長が楽しみです!3本とも元気です!
三姉妹の桜がどのくらい成長しているか、晴天の午前中に観察に行きました。
平成16年6月17日(木)AM11:00撮
長女の桜@は、6月1日観察の時と比べ、間違いなく大きく成長しております。根株から30cmほどの枝が何本も見られます。
成長の遅い次女の桜Aは、前回6月1日に発見した新芽が5cm程になっておりました。さらに反対側に新芽が発見されました。これで3箇所から新芽が見つかりました
三女の桜Bはやはり1番成長が早く根株から40cm以上伸びています。さらに数箇所から新芽が元気よく伸びており、次回観察の時には、枝払いも考えなければならないと思います。
このページのトップへ
   (6)素晴らしい桜三姉妹の成長!
7月1日(木)午後4時、根株移植の桜の三姉妹を観察してきました。今回はスケールを持参して実際の寸法を測ってみました。素晴らしい成長に驚いております。
平成16年7月1日(木)PM2:00撮影
三姉妹の根株の高さは地表より30cmです。
長女の桜@は、根株が二股のせいか、何箇所からも枝が伸び、最長の枝は50cm程に成長しております。総丈は80cmになりました。
次女の桜Aは、成長が一番遅く心配をさせておりますが、6月1日の長女@三女Bの桜の写真とほぼ同じようなので、1月遅れの成長かと思われます。
Bは、最初から早生で、枝だけで60cmあり、総丈は90cmにもなろうかとしております。
高瀬会員の笑顔が桜の成長を心から喜んでいるようです。
このページのトップへ
   (7)3年ぶりの猛暑にも負けず、桜姉妹の勢いは止まりません!
8月2日(月)午後4時、根株移植の桜の三姉妹を観察してきました。1ヶ月ぶりの観察です。猛暑のなか根株の三姉妹は元気です。
平成16年8月2日(月)PM3:30撮影
長女の桜@は、総丈1mと1ヶ月前と比べて20cmほど枝が伸びておりました。
次女の桜Aは,成育が一番遅く心配させておりましたが,1ヶ月で70cm程の成長が見られ,遅れを取り戻しております。
Bは、1ヶ月前は総丈が90cmでしたが、今回は、1m40cmにもなり、我々の身長を追い越すのは目に見えておりますので、今のうちに私(鈴木)も高瀬会員と一緒に記念写真を撮ることにしました。
このページのトップへ
   (8)台風一家にも負けず、桜姉妹の勢いは止まりません!
9月2日(木)午後2時、根株移植の桜三姉妹を観察してきました。今回も1ヶ月ぶりの観察です。台風17号の過ぎ去った後でしたが、根株の三姉妹は相変わらず元気です。
平成16年9月2日(木)PM2:00撮影
長女@約1m40cm程に、次女Aは約1m、そして三女Bは1m70cm程に成長致しました。台風の影響もなく、すくすくと育っております。順風満帆というところでしょう。
このページのトップへ
   (9)9月8日の台風は塩害のため桜にも大影響を与えました。
全国的にも大きな被害を出した9月8日の台風18号は道南一体の植物にも大影響を与え、塩害のため青々とした緑の葉っぱは、ほとんどが茶色に染まり2ヶ月以上も早く枯葉となってしまいました。今年はじめから観察してまいりましたが、危機的状況と思いましたが、右下の写真のごとく来年のための新芽が見られます。三姉妹は@ABはいずれも大丈夫だと思います。
平成16年10月9日(土)PM13:00撮影
このページのトップへ
   (10)函館エコロジ-クラブの理事長・副理事長が桜の根株移植を視察
今年2月に根株移植をした桜三姉妹の様子を理事長・副理事長に視察していただきました。
根株移植を試験的に実施、成功であれば、来年2月には、更に20本以上の桜の仲間たちがこの地に移植される予定になっており、この調子ですと、間違いなく桜の移植が行われるものと思いますが、来春、その後の桜三姉妹の成長を観察したいと思います。楽しみにして下さい。
平成16年11月1日(月)PM11:00撮影
長女@次女Aは理事長と高瀬担当、B三女は副理事長と一緒に撮影しました。
このページのトップへ